コラム

自社株式の分散

法人

 

今年になって、テニスを始めました。

スクールに14回通った現在、やっと打ち返せるようになりました。

楽しいです。


 

自社株式の話題が続いています。

なぜかというと、この話題、弊所でホットです。

 

「従業員を役員にして、株を持たせようかと思う。

どうすればいい?」

 


 

成長中の企業の社長は、従業員のモチベーションアップのために、株を持たせるということをしたいようです。

よく耳にしますし、現にされています。

 

しかし、株が分散するということは、どういうことなのか一度考えてみてください。

従業員のモチベーションアップに繋がるのか。

自己資本を充実させたい自己都合ではないか。

従業員が辞めた場合(相続の場合)どうするか。

 

周りの社長に影響されて、手っ取り早く、

自分にもメリットがありそうだからといって、

株を分散させないでください。

 

あいつは、大丈夫だから。

って、今の社長だからであって、後継者にとって”大丈夫”かは未知です。

 

最終的には、多くの場合、従業員から買戻すことになることをお忘れなく。

その時の価格・交渉が悩ましいものであることは、想像に容易いです。

 

 

 

「従業員を役員にして、株を持たせようかと思う。

どうすればいい?」

 

非上場株式の価格は、一物多価。

従業員との親族関係や方法によって、価格等が異なります。

本気なら、上記の懸念事項も併せて、具体的に検討しましょう。

 

軽い気持ちでお尋ねでしたら、止めておきましょう。

上場が現実的になってきた段階で、ストックオプションや持株会を検討しましょう。

 

ということで、今回のご相談、

もう少し先の未来で、検討してみることになりました。

 

 

 

税理士

音谷麻子

 

 

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