コラム
「目的から、方法を逆算」 実は、目的こそ大事!
雑談
「世界ラン展」で、撮影した蘭です。
美しい花の下には、花以上に素晴らしい根が張っていました。
花も、人間も、土台が大事だと、感じました。
さて、今日の話題は
「目的から、方法を逆算する」
習慣となっている方にとっては、当たり前のこと。
このほど、目的から方法を逆算しているタイプの人なのに、
違和感を覚える出来事がありました。
半年間、分析をしてみて、「目的から、方法を逆算」にも、
重要なポイントがあることに、気がつきました。
~目的こそが、大事!!~
え?そんなこと?!
と聞こえてきそうですが・・
はい、そんなことです。
私が、違和感を覚えた場面は、こんな感じです。
~あなたなら、目的を何に設定しますか?~
ぜひ想像して、ワクワクしてみてください!
とあるボランティア組織の運営者との会話。
「予算に、参加者の交通費を入れたい」
↓
↓
目的:参加者の交通費を把握すること
↓
より簡単に把握したい
↓
一定額×人数×日数
↓
予算完成!!
脳内フローチャートは、こんな感じだろうと推察しました。
(私の個人的な感想です)
一方、私の脳内フローチャート
「予算に、参加者の交通費を入れたい」
↓
~普段からの思考~
どの日に、何人、何時間、参加するか把握できていない。
行く前に、参加者が何をするのか知らされていない。
何とかしたい。
↓
目的:参加者の時間を大切にし、組織だって効率性を高める
↓
多少の手間がかかっても、意味があることをしたい
↓
参加者全員のスケジュールの提供をお願いしよう
交通費も支給を検討したいと伝えれば、協力してくれるだろう
↓
※得られた情報の活用方法は、無限大!ワクワク!
↓
ついでに、交通費の予算も出来た
しかも、より正確!
目的が違えば、アプローチが変わる
こちらの意図が伝わらないのは、当然でした。
同じ問いをしているのに、目的が変わるのは何故でしょう?
問題意識の差
普段から、改善したい、もっと良くしたい、と望んでいるからこそ、
何か小さな切欠をチャンスとして、活用します。
チャンスがないのではなく、気がつかないだけ。
とある経営者との話
「社員が、会社全体の予算を意識しない」
その時は、目的については意見が一致していました。
「一人ひとりの社員に、時間単価を意識してもらう」
ですので、私からは、
「社員全員が、会社全体の予算を意識していなくても、
一人ひとりの社員の方が、時間単価を意識すれば、会社全体の予算は必ず達成されますよ!」
と、お伝えしました。
その上で、
「じゃあ、どうやって、時間単価を意識してもらいましょう?」
と一つ階層を下げた目的を設定し直し、大いに議論しました。
目的が大事、
共感いただけたでしょうか?
ご意見等も、大歓迎です。
税理士 音谷