コラム
誤った相続対策
相続
相続関係の書籍をご覧になって、
いろいろな知識を組み合わせて、
オリジナルの行動をされるのは、危険です。
なぜかというと、
人間の心理として、
自分の有利なことに注目して、
それを理由に行動してしまう傾向があるからです。
税務に関して、
特に節税に関しては、
ニワカ知識では、ミスしても仕方ないです。
なぜかというと、
税務の節税は、特例(要件を満たす場合)であったり、
派生することがあったり、
取り返しがつかなかったり、
するからです。
私たち税理士は、
税務に関して全般を(たぶんみんな)一生懸命何年も勉強しています。
だからこそ、キケン!に気がつくことが出来ます。
相続対策として、生命保険の活用があります。
相続人×500万円の非課税枠があるから。
相続人でない、孫を受取人に・・・しようとして、
信託銀行の財務コンサルとかいう人に、税理士に相談した方が良いと言われ、
私にお電話くださいました。
そっこーで、反対しました。
やめてくださいって。
なぜ直ぐ反対できたかというと、
数日前に、生前対策の相談を受けていたから、
どういうことをしたいのか把握していましたので^^;
財務コンサルっていうのがあるんですね~
相続ナントカ士とか・・
肩書きがあると、みなさん安心ですか??
『音谷さん・・タダほど高いものはないんだよ・・』
と呟きながらランチご馳走してくれた、かつての上司を思い出します。
無料情報は、責任が伴いません。
そのこと、ついウッカリ忘れがちで、安心していませんか??
他にも、なんか色々言われたそうです。
メールで書いてご質問いただいたのですが、
『ちょっと、それは仰っている意味が分からない』状態でした。
私が言ったことでもないので、仰った意味というか意図が分かりませんとお伝えしました。。
でも、
niceアドバイスが含まれていましたね!
お父さんに会って欲しいといわれることが、ときどきあって。
私はわりと、家族ぐるみの付き合いのお客様が多くて。
まだ30代だけど、人の死を感じることも多くて、
誰かの悲しみを感じることが多くて、
税理士って、心底…人の一生に寄り添うお仕事だなぁって、
しみじみ感じます。
相続税の申告書作りながら、ウルウルしてきて・・
と、仲の良い税理士に言ったら、苦笑されてしまいましたけど。
全部わが身に起こったことように、なっていますので、
ときどき(?)キツイひと言を発するようですが、ご容赦ください^^;
にもかかわらず、いつも真剣に耳を傾けてくださるお客様に、感謝です。
私に愚痴ったり、電話したり、
それだけで、気が晴れるそうです!
そう言われることが、あって、
そういう時は、嬉しいです。
税理士
音谷麻子