コラム
【講師】
法人個人
TKC全国会という税理士の集団が作った資格「巡回監査士」
その消費税法(上級)講師を担当しました!
勤務年数1~10年超
税理士事務所の職員の方が受講生です。
税理士試験と違って、実務で特に知っておいたほうが良い論点を学びます。
飯塚毅TKC全国会初代会長は、次のように言及しています。
ー職員教育の本質ー
「職員の錬成は、当然に、所長先生からの、ある種の要求の提示とその反応の過程としても眺められるわけです。
所長先生の要求の提示が、所長先生の内心の打算、利己心からの要求という性格をもっていますと、錬成は職員には逆作用として働き、所長先生に対する情緒の安定性破壊をもたらしますので、注意を要します。
職員の錬成は、徹底して、職員本人の正しい成長を祈る立場で貫かれる必要があります。
職員は所長の利己心の道具ではないからです。」
強く共感して、私もこの講師の任を全うしました。
こういった講義の前には、司会が次のようにアナウンスすることも多いですね。
「みなさんは、所長から期待されています。」
「みなさんの成長が、事務所にとっての価値です。」
「お給料で受講できるありがたみ・・」
職員時代には、ずーーーーっと、こういった司会には違和感(嫌悪感)を感じていました。
TKC全国会の掲げる「自利利他」とは何ぞや?!と思ったものです。
一人ひとりのの頑張りは、それぞれのために。
それぞれの努力が、誰かのしあわせに繋がり、
その幸せが廻り廻って、戻ってくる。
”君のため!”って思って、行う
・・・
すごくエゴだと思うのです。
ついつい見返りを期待してしまいますよね。
私もあります・・しょっちゅう。
だいたい殆ど失敗に終わります^^;
最近では開き直って(?)公言してみたり。
その方が、お互いスッキリかな、と。
”喜んでくれるといいな~”
なんてユルイ気持ちで、するのが”自利利他”なのかな?なんて。
利他で戻ってくる自利って、斜め方向・後ろ方向からのような気がする・・。
それに気がつける人でいたい・・なんて。
何年も自問を続けています。
そんなこんなで、私の講義の初頭は、
「みなさんが、今日一日を通して、トータルで高パフォーマンスになるように、ご自身でメンテナンスしながら受講してください」
「眠くなったら、一問くらい寝てよし、お腹すいたら、パッと食べてきてもよし・・・」
ユルイ感じで、始めました。
誰か寝たら、15分経過した時に
「わっ!!」
なんて起こそうと狙っていたのに、
皆さん起きていました^^;
改正が多い消費税法、
私にとっても、勉強する良い機会となりました。
ありがとうございます!
受講生からも、嬉しい声が届きました。
「とても分かり易く理解できた」
「解説と説明の順番がよく、理解しやすかった」
「有意義だった」
「流れがよかった」
「弱い論点を知る機会を得ることが出来た」
自分では一生懸命やったとしても、空回りだと全く意味がありません・・。
不安だったのですが、受講生アンケートを集計してみると、好評で一安心。
きっと受講生の役に立てただろうという自己満足感。。
気になるアンケート
ー講師についてー
大変良い・良いに〇してくださった受講生が9割近く。
嬉しかった!!
また頑張る!
税理士
音谷麻子