コラム
教えない!ということ
雑談
大好きな枝豆、大豆から出来ると知りました。
大人になっても発見です。
それで育ててみて、枝豆出来るも、食べるのをグッと我慢し放置・・
大豆できましたーーー!!!
朝、収穫して、子供と大騒ぎ。
一粒を半分こして、恐る恐る口に入れると…柔らかいような、硬いような感触。
”煎って食べるのかもね。ほら、近所のおじいちゃんにシダジイ貰った時、煎るんだよって教えてもらったじゃない”
と実験は続く。
ひょんなことから
【宮本算数教室】という【教えない】教室があると知り、
自分のこれまでを振り返ってみました。
私が勤務時代、後輩を育てて欲しいと任されました。
そういった時には、
”私は育てません。本人が育ちたかったら、育つような環境は提供します。”
という条件で引き受けていました。
【1週間で、過去の処理を見て、この会社の月次入力をしてみて。】
↑
私の指示はこれだけ。
その間、その他の仕事は、特にお願いしません。
充分考えて、調べて、完成できると信じて任せます。
私が3時間で処理して翌日には月次を返していた会社ですので、
1週間の期限は社長のご協力をいただいていました。
1週間経過後、私がチェックし訂正等します。
自分ひとりでするより、倍の時間がかかります。
【訂正・追加したところが分かるようにソフトに付箋をつけておいたから】
↑
これが私からのフィードバック。
後は本人次第です。
月次をいつもより6日も遅らせてもらっているので、3ヶ月の指導が限度です。
3ヶ月あれば、本人がこの仕事が好きか、今の力量や伸び白がわかります。所長に報告していました。
3ヵ月後からは、本人が少し背伸びしたらよい仕事をお願いしました。
大体は(たぶん)本人が別の人の補助になりたいと言ったのでしょう。
私の手元からは離れました。
【教えて欲しい】タイプと【教えない】タイプは、離れた方が良いので、私は気にしていませんでした。
私は頑なに【教えない】タイプ。
【ヒント】は必要あればあげますけど(ヒントも糸口レベルです)。
教えるって、本人の色々なチャンスを奪ってしまう気がしませんか?
さっさと方法を教えてしまった方が、
一定レベルへの到達は、確実に早いのは分かりきっているのですけど。
こんなこともありました。
入社したての頃、その事務所のやり方を手取り足取り教えたい先輩。
でもね、自分で考えないと理解できない。
【先輩が好意で教えて下さろうとしているのは、よく分かります。
でも、私は一度資料を見て自分で考えながらやってみたい。
だから、一人でやってみても良いですか?
分からない部分は、お尋ねするので教えてください。】
と伝えました。
あからさまにムッとした先輩。
次の日、
【昨日はごめんね。私が間違ってた。何かあったらいつでも聞いてね!】
と声をかけてくださいました。
それからも色々と意見が対立することもありながら、今では大の心友です。
教えることが好きじゃない人は、
教えられることは、もっと嫌い!!
みなさんは、どういう風に社員育成されていますか?
【自分で考えて行動できない】
【言われたことしかしない】
そんな不満がある場合は、どういった育成をされているか
【自分の行動を見つめ直す機会】かもしれませんね。
子育ても、【教えない】私。
子供に、”ママに聞いても、どうせ教えてくれないじゃん”と言われたことが^^;
たしかに。
【分からないの?ふーん。もう一度問題読んでみたら?】
(問題読んでみたら?がヒントのつもり)
【調べてみたら?】
【いや、わかるって。わかんないわけ無いじゃん!】
(本気で思っています)
そんな返事をしているような。
いや、でも、漢字は最高のヒントあげています。
【きん所、わかんない!!】と叫ぶ息子。
【意味考えてみたら】とヒントを出す私。
【近く・・分かったーーー!!】と叫ぶ息子。
こんな母でも、勉強する時には近くにいて欲しいらしく、
毎日1時間は付き合っています。
時々、一緒に同じ問題に挑戦します。
今日は交換してお互い丸付けしたら、なんと私、一問不正解でした。
油断大敵です。
今日は宮本算数教室の宮本先生の著書である【パズル】が届きます。
自分がやりたくて注文したのですが、子どももやりたいそうで、
2人でワクワク、ヤマト運輸さんが届けてくれるのを待っています。
今晩するのが、待ち遠しくて仕方ありません。
好きなことじゃないと続けられない。
だから、面白いことを見つけて続けたいですね。
【教える】【教えない】
これって、好みの問題かもしれませんね。
私は普段から【教えない】【教えられたくない】タイプのようです。
でも、不思議。
人間って、生まれてきたときは”みんな自分で学んだ”。
いつから教えられないと分からないと思い込むようになるのでしょう。
自分の中ではコタエがあるものを、敢えて疑問のまま終わらせるのも、私の好みのようです。
人がどういう風に考えるのか、知りたがりなのです。
税理士
音谷麻子